101歳になった祖父のお見舞いに。
短い時間の中でも、 すっきりと覚醒している状態と ぼんやりと幻覚を見ているような状態とが 波のように入れ替わっているのがわかる。
昨日は幼なじみがたくさん来てくれて 楽しく語り合った、と言う。
祖父のからだは 少しずつ、少しずつ 旅立ちの準備をしているように思えた。
残された時間を大切にしよう。
何度も握手をして 「また、会おう」を繰り返して別れた。
(いぬかい)