5歳児、モデルエージェンシーにスカウトされた。
「マネージャー」を名乗る女性から
事務所のカタログと名刺を渡されたあと、
よくわかっていない様子の5歳児に説明。
「どうする?SMAPに会えるかもよ」
(彼女は、SMAPの大ファンなので)
と言ったら、彼女はひとことこう言った。
「5さいじ、じぶんのおしごとはじぶんできめるの。
おかあちゃん、5さいじのゆめしってるでしょー」
ええ、ええ。知ってますとも。
バスの運転手さんか、新幹線の運転手さんか
タクシーの運転手さんか、本屋さんね。
ということで、デビューの夢は消えましたとさ。
(いぬかい)